シルバーライニング
- oldclouds

- 2021年3月7日
- 読了時間: 2分
ブログを書こうと思う。その心境を全て語るのはうまくまとめられそうにないので、
ひとまずはオールドクラウズの音楽について記す。
『シルバーライニング』というアルバムを完成させることができた。
相当な時間を要したけれど、なんとか完成まで漕ぎ着け、サブスクリプションタイプのストリーミングサービスで視聴してもらえるようになったことには意味を感じている。
2017年ごろから着手しながらもここまで時間がかかったのは、
良くも悪くもバンドとしての形にこだわったからだと思う。
すこし経緯を話すと、
脱退していた雅麻が帰ってきた。
オフィシャルな発表が苦手だから正式に発表もしていなかったと思うけれど、俺の同郷者兼ベーシストとして支えてくれていた雅麻が脱退したのは5年ほど前か。数年の時を経てギタリストとしてオールドクラウズに復帰した。
雅麻が不在の間にできた4人編成の楽曲に新たな糸口を見つける必要があった。
ライブやスタジオで音を重ねることなく、宅レコをする日々は、まるで霧の中にいるような感覚。ステイホームレコーディングは皮肉なことにコロナ渦での音楽の取り組み方の先取りをする形になっていた。
アルバムとしての形が見えてきたころには世間はコロナ真っ只中。
肩透かし食らうような気持ちもあった。
それでもオールドクラウズとしてメッセージを届けたかった。
アルバムをサブスクに登録するにあたってセルフライナーノーツを書いた。
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人目をはばかるように打ち立てた金字塔を背に
音の波の上を漂流しながら
10000日を生き抜いたバンドマン
泥にまみれ、赤い月に笑われ
望みとは裏腹に
ぼんやりと浮かんだのはデッドライン
それでももがくように
心臓の高鳴りと共に踊り続けた時
曇天の空に一筋の光の輪郭を見つけた
チルアウトとは無縁
骨身を削って鳴らし続けた
オールドクラウズが放つロックンロール
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自身とバンドが置かれている状況について
なんとなく理解はしている。
でもそんな理解を超えた執着も確かにある。
我ながらよくわからない性格をしているけど、
音楽で綴った言葉に嘘はない。
泥まみれ。構わんぜ。
それも嘘にしてはいけないと思い、ブログを書いた。
僕は音楽と人とそしてこのオールドクラウズというバンドが好きだ。
ぜひ一度アルバムを全編聞いてみてほしい。
どんな薄暗い世の中でも、一筋の光を見つけることができるような祈りを込めたつもりだ。
※アルバムの視聴はこちらから。(各サービスの登録が必要になります。サービスによっては有料もあるのでお気をつけください。)









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